豆子

人魚姫、面白かったです(о´∀`о) 人は自分に無いものに無性に憧れる。 主人公充の周りは、たくましい漁師ばかり。無骨で、真っ黒に日焼けした腕は筋肉で盛り上がり、長年の日焼けで顔にも深い皺が刻まれてるし、年がら年中、魚の匂いで溢れてる。 そこへ現れた姿も名前もおしゃれで、嗅いだことのない、いい匂いがする男。同じ男とは思えない。カルチャーショックというより、衝撃だったのですね。まさに一目惚れ。 一緒に酒を飲んで、お背中流します。なんて口説かれるし、触れた手のひらの柔らかさにもドキッとしちゃう。純情で無骨な充がとても可愛らしい。それに優しくて繊細な一面に、おお~!と思いました。 違う世界に憧れて、海の泡になってしまう人魚姫。憧れさえしなければ海の世界で幸せに暮らせたのに。 充は人魚姫を自分に置き換えて読んでいたのだと感じました。だからこそ、日に日に弱っていくスーツ野郎をほっておけなかった。名前もずっとスーツ野郎でしたよね。すごく気になるのに、知らん顔する、意地っ張りな充が可愛いです。 慧という名前がラストですんなり出てくるなんて、夜布団の中でもらった名刺を毎日見てたのかなと想像もできます。 慧sideが無いし、言葉も少ないですが、慧にも少なからず同じ現象が起きていたのを充に回した腕に感じました。 プロポーズの言葉も素敵です(о´∀`о) the海の男なのに繊細。漁船でしちゃうとか豪快なんだけど、おおらかで真っ直ぐで爽やかな夏にぴったりな主人公と、物語だと思いました。
3件・1件
豆子さんいち早くのレビュー感激です! うんうん、カルチャーショックってのは受け入れ難さと同時に探求心も沸くよね(*^^*) それに、『純情で無骨な充がとても可愛らしい。それに優しくて繊細な一面に、おお~!と思いました。』ここ。 、まさにギャップ萌えね! その繊細さゆえに、儚げな慧に人魚同様に魅了されていたのかもしれないですね。 漁師の家ではなく、別の環境の中で生まれ育ったなら、匂いにしても、繊細さにしても、感性豊かな彼はきっと芸術の才能を開花していたのかもですね。 『夜布団の中でもらった名刺を毎日見てたのかなと想像もできます。』 めっちゃ可愛い!( *´艸`) 『慧sideが無いし、言葉も
1件

/1ページ

1件