二瀬幸三郎

二瀬幸三郎です。 二度目の拝読が終わりました。 氏の作品の中で、最初に読み始めた作品でしたが、今頃のレビューとなってしまいました。 〈聖暦〉と呼ばれる暦が世界を支配する時代―― 唯一なる神を信奉する者たちに依る尊き正義が遍く広がる世の中に、敢えて異を唱え、反旗を翻す輩がいた。 時代から、或いは人の輪からはじき出された彼等は、それでも世のため人のため、そして自分たちのために、独占された〈魔導書〉を求め、奪い、その力を解放する。 それは正に「禁じられた書物を開ける秘密の鍵」―― 人呼んで、〈禁書の秘鍵団〉―― 史実に基づき、それでいて大胆なアレンジを加えた世界観に加え、個性的な登場人物には、決してそれだけではない背景を持たせることで、広いだけでなく、深みを与えているところに好感が持てます。 そして、格闘や剣殺陣、船団による砲撃などの戦闘シーン、最近のファンタジーでは中々見られない、本格的な魔術行使の描写など、アクション面も非情に高い仕上がりの作品となっております。 その上で、様々な知略を用いる力業に頼らない、あっと驚く展開…… まさか、船長(カピタン)の正体が……!? また、今後の展開やスピンオフ作品などを通じ、この世界の過去や、単純に善悪では分けられない複雑な背景、人間模様など、世界観の更なる広がりも感じられるものでした。 楽しく拝読させていただきました♪
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まずはレビュー、おありがとうございますm(_ _)m☆ そして、二度も読んでいただけるとはうれしい限りにございます。 甲冑や西洋の戦術にお詳しいニ瀬さんに楽しんでいただけて光栄です。 いろいろ「隠し事」のギミックを使っているので、レビュー書きづらく申し訳ありません(^^; そこもネタバレないよう書いていただき、ありがとうですw また、機会があれば、続編や関連作を書きたく思っております。とりあえず『/CERO』なら一人一エピソード完結だから、なんとか書けそうかなあ…。
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