七々扇 七緒

男女の視点が入れ替わる仕掛けが組み込まれている本作――互いの心情をより強く感じさせてくれて良かったです。出勤のシーンにおいても、二人が話しているシーンにおいても、頭の中に必ず思い描かれる空の青。爽やかさの中にも切なさ、相手を想う愛しさが込められ、胸が締め付けられました。 数少ないページの中、ドラマのプロローグを見ているようでした。恋の行方が気になりますが、その余韻も良いのかもしれませんね。
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