胸の痛くなるような物悲しい読後感でした。 人間は自己存在理由を探しながら生きていると思うのですが、彼らには答えが見つからなかったのですね。 求めても求めても得られないもどかしさ。そこに悲しみをおぼえます。 作者さまは否定されるのですが、やはり、このシリーズは文学に通じるものを感じます。とくに、継続は、それが強かったです。 作品のテーマである鬼子ですが、父の実の子ではないととっていいのでしょうか? だから虐待され、それによって精神が破綻したということなのか。あるいはロゴスたちが主張するように、心霊現象なのか。 そこに謎が残されますが、かえって、読者の想像の余地があっていいのかなと思いました。 何度も読みたくなる作品です。
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レビューありがとうございます。 本来のエンディングは運営的に受け入れられないものだったようで、随分と遠回しな終わり方になってしまいました。 書き手としてはもう1本、続きを書きたいと思っているのですが筆が遅く、アイディアばかりが先行してなかなか書き出せない状況です。
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