緑杜

少女時代から絵を描いていた私、そして今子育てをしている私。両側面から鋭く胸に差し込んでくる作品でした。 あぁ私にも美術部のエースの友人がいて、追いかけても追いかけても追い付けなかったな、とか、進学校の女子校で、高校に上がってから成績が悪く親に隠れて絵を描いてたな、とか。ネットにアップする絵は頑張ってもいいねが一桁しかつかないな、とか。 また、シオちゃんと華子のママの気持ちもどこかわかる、私は娘にこうなってしまっていないかな、とか。 そして今、下手なりに文章を書く私という側面から、この作品の素晴らしい心理描写と比喩表現が、憎たらしいほど羨ましい。 私の一生のバイブルのひとつになるかもしれない、素晴らしい小説でした。
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緑杜さん、はじめまして。 身にあまるお言葉をありがとうございます。 もがくようにして、このお話を綴った当時を思い出し、私も胸が熱くなりました。 緑杜さんは、主人公の汐里と似た環境だったのですね。 パクリは絶対にいけないことですが、ネットで作品をアップしている人には少なからず共感していただけるのでは……と思って書いていました。 素敵なレビューをありがとうございます。 背中をぐっとおしていただいた気持ちです。 これからもよりよいものが書けるように精進いたします。
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