橘 実来

「牡丹灯籠双月」拝読させていただきました。 怪談、牡丹灯籠をモチーフにされたという本作。三大怪談のひとつでもあるという牡丹灯籠、実は他の怪談、四谷怪談や番町皿屋敷よりもなじみが薄く、作品を読ませていただくまに、wikipediaにてさらっとあらすじ予習いたしました^^; 本作はなるほど、牡丹灯籠をベースにしつつ、うまく現代の風景とけこませ、『双月』とあるようにモチーフに忠実なカップル、昔恋人で事故死していた露木直と生身の女性萩原よしのとの他にもう一組、なかなか一歩進めない訳あり大人カップル城田眞里絵と海棠誠慈を絶妙に絡めて、ストーリーを展開していきます。 流麗なあきづきさんの文体によって、どこかひんやりと冷たい手触りなのに、狂おしいほどせつない物語の世界にあっという間に連れていかれてしまいました。ラスト近いクライマックスはもう切なさもMAXに。痺れましたー。 夏の終わり、切なさをかみしめ物語の世界に思いを馳せる。そんな余韻までも楽しめるこちらの作品、強くオススメいたします(^^)d
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美空さん 温かいペコメも頂き、丁寧なレビューまで頂きましてありがとうございます! そしてわざわざ元のお話まで調べてくださったんですね(T_T) この作品は、もともと個人的に『牡丹燈籠』が大好きだったことで生まれました(^^) 圓朝さんの『怪談牡丹燈籠』も、その元になったと言われる中国の『剪灯新話』も大好きで……オマージュ的に書いたものです。 『どこかひんやりと』・・・いつもの恋愛小説とは違う、怪談的な空気が伝わってくれたら、と意識していましたので、とても嬉しいお言葉でした! 恋愛小説も好きですが、見えない世界も実は大好きなので(笑)、励みになるご感想を頂き、またこちらの方のお話も
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あきづきさん♪ 丁寧な返信ありがとうございました(*^^*)あきづきさんの恋愛モノもちろん読みたいですが、こういった切ない怪奇ファンタジー(っていうのかなw)もまた是非読みたいデス♪ 楽しみにしていますー! PS会いたい気持ちも楽しみにしています! 椿田さんのおねえさん、インパクトありますねー(^^)d
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