あーる

『みずぎわ』で想いを交わしたふたり。でも、その想いをさらに深める間もなく夏は終わり、それぞれの居場所へ…… 物理的に離れれば、否応なしに気づかされる気持ちたちに、不安と期待を抱えた真紘君が穂高君に会いにいくお話。 真紘君視点で描かれる、真紘君の知らない穂高君の世界。 大人びた装いでクールなイメージを抱かれる真紘君が、実は身長差を拗ねてみたり、元カノや女友だちにヤキモチをやいたり、積極的な穂高君に経験差を感じて焦れてみたり……内面の等身大で多感な部分が感じられ、ああ、真紘君も高校生男子なんだなと、とても微笑ましく感じました。 そんな感情を抱かせることのできる穂高君は、やはり真紘君には特別で大切な唯一無二の存在なのだろうと改めて感じます。 巻き込まれた演劇舞台騒動。感性で生きているであろう彼らに触発され、真紘君は己の内側をみつめることになる。 『好きだ。触れたい。』そんなシンプルな気持ちが膨れ上がる真紘君。舞台上で役とシンクロした時、目の前、手を伸ばせば触れられる大切な人がはっきりと心に映る。感じていた不安や戸惑い、未知の世界への怯え……それらが淘汰されていくような心理描写から、穂高君を探し逸り駆け、想いの丈を伝える姿に、胸が熱くなり涙が浮かんでしまいました。 またひとつ想いを深めたふたり。 特典SSで語られるそれから一年半後の姿……桜の木を窓から眺めるふたりの横を、爽やかであたたかな風が吹き抜けたのが見えた気がしました。 夏、冬、春……想い深い季節を経たふたり。そしてやがてめぐってくるであろう、秋も。きっと、手を取り共に何度でも四季を迎えるのだろうと思えました。 クールで大人びた顔に隠された、繊細で臆病で、そして熱くて複雑な素……真紘君の魅力がたくさん詰まった素敵な続編。とても幸せな気持ちになりました(´∇`)
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あーるさ~ん!!!(≧▽≦)♪ ああ、この嬉しさ滾る雄叫びから始まるコメントもこれで何回目か(笑) 改めまして、この度は、拙作やキャラクターへの愛情あふれる 素敵なレビューをお寄せくださってありがとうございます! もはや、あーるさんなしに私の作品は語れないww それくらい、今やあーるさんからいただくレビューは、 執筆するうえでの私の心の支えになっています(*´ω`*) ともに過ごしたあの夏から数か月の空白を経て、 約束通り、自ら穂高に会いに来たときの真紘の心境はいかなるものだったのか。 あーるさんの仰る通り、どんなにクールで大人びて見えても、 彼はまだまだ人生経験の少ない男子高校生です。
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千周さん こんにちはー 今日は一転して快晴ですが、昨日の荒天の余波がお仕事などに影響されていないことをお祈りします。 そして、いつもレビューへの丁寧なお返事、ありがとうございます(´∇`) 『みずぎわ』では慮るだけだった真紘君の等身大な内面に触れられ、ますますふたりの出会いは必然だったんだよね、って思える素敵なお話でした(´∇`) そうなんです。思わず公共の場でうるっと来てしまい、わーわーと慌て、いったんスマホを閉じ、寝たフリをしたのが、あの場面です(笑) ←とりあえず至近距離には人がいなかったので良かったけど、千周さんのお話は、自宅でゆっくりでないといかん、と学びましたww 自己
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