樹乃 ななせ

雨宿りをするために、やっと見つけたバーでマスターと二人きりで会話をする。 物語としては単純ではありますが、彼らの周囲にある物がその雰囲気と味わいを生み出し、素敵な大人の作品に仕上がっています。 中でもレコードと音楽。これは物語のキーアイテムといったところでしょうか。 序盤から不思議な雰囲気に包まれ、自らを語る男性に涙し、ラストの衝撃に胸を打たれました。 男性が導かれるようにバーに入った理由。そして、マスターにかけて欲しいと言った音楽。なぜその曲を選んだのか。 その意味に辿り着いた時、ふと自分自身の生き方を問われている気がしました。 優しく強い、それでいて深く考えさせられる作品でした。素晴らしい作品、ありがとうございます!
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樹乃さん、素敵なレビューをありがとうございます。すごく丁寧に読んで頂いて感動です!音楽が人生を振り返るきっかけになればと思ってかいたので、その部分が伝わって何よりです。本当にありがとうございました!
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