あーる

何これ、めちゃくちゃ面白かった!! こんな子どもっぽく、ありふれた第一声をすみません(笑) でも、これが読後に浮かんだ最初の正直な気持ちでした! 何も生み出せない単調な時間の流れに淀んでいた主人公が巻き込まれる奇天烈な出来事。 どんどん加速していく躍動感に、不可思議な設定さえもいつの間にかすんなりと受け入れていました。 更には、色たちが抱える世界への理不尽な思い、苦悩が、自分たちの世界のことと重なり心が痛みました。 必要とされたい。 これは人が生きてくための原動力でもあります。 暴走してしまう、マゼンタの気持ち。きっと誰しも抱えているものなのですよね。 群青とマゼンタ。 補色のようで、実は色彩的には近い二色。 群青はただ秩序を取り戻すためにマゼンタを探し追いかけて来たのではなく、痛みを取り除き救うために来たのかな、と勝手に想像しています。 そんな、群青の青い優しさに、主人公の彼女は惹かれたのでしょうね。 群青色の空に次々と線を描く流星。 その中で自己主張をするやんちゃなマゼンタ。とても素敵なシーンに、くっと目が潤みました。 たった数時間のち。淀んでいた部屋が、心の持ちようですっきりと澄んだ空間に変わる。そこで描かれる彼女の『群青』の絵。 きっと、自信と優しさに満ちた、目にした人の心の芯に触れる絵になったのではないのかな、と思います。 すっきりとしたタイトルも。色の名前を並べただけなのに、ページを開けば何が待っているのかと、期待が膨らみました。 とても読み応えがあり、心揺さぶられるお話です。 素敵な時間、ありがとうございました!
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あーるさん、いつもスター、ペコメありがとうございますm(_ _)m! 「群青・マゼンタ」にも、とっても素敵なレビューをいただき、感動しております! 面白いと行っていただけて、正直ほっとしております。 荒唐無稽で、ついていけない!という方が多いかも、と不安だったので(^_^;) ちょっとぶっ飛んだ色の擬人化にお付き合いいただけて、感謝しかありません。 あーるさんは、群青の優しさまで、汲み取ってくださったんですね。 色の擬人化にあたって、性格をどうするか、結構悩みました。 モデルも特にないのですが、強いて言えば、「千と千尋の神隠し」のハクのちょっと掴み所のない性格などを参考にしています(^-
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持田さま お返事ありがとうございます^^ そして、しつこく返信すみません(^-^; もう青い人こと群青が現れたあたりからぐぐっと引き込まれ、わくわくしてしまいました。いいえ、レビューでも書きましたが、たぶんタイトルから惹かれたのだと思います。本当に面白くて、衝動的ペコメでしたw どファンタジーの中、主人公杏里がノーブラを気にして付けに帰ったりw、暴走の理由が私たち人間が抱える感情とリンクすることだったり。ふわっとしたファンタジーの世界から、きゅっと現実に引き戻される妙。さすが、持田さん!と思いました。 群青とマゼンタの立場が逆だったんですね。 群青の深く青い怒り。うんうん、これも興味がそ
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