イベントに参加していただき、ありがとうございます。 拙いレビューですが、ご容赦ください。 このお話を読み終わったあとに、もう一度「夜の翼」を読みました。 二作通じて、作者は「解放」をテーマにしていると感じたからです。 「夜の翼」では自発的な解放を。 このお話では、受動的な解放を。 そういった意味で、古典童話の王道を踏襲しているように思いました。 それでいて、使いふるされた感もなく、そのままラインナップされても良いような、完成度だと思いました。 引き込むような文体も素晴らしく、引っ掛かりなく読めるのは、それが生きてるからだと感じました。 幅広い年齢層が読めるお話だと思います。 素敵なお話をありがとうございました!
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九丸さん、レビューをありがとうございます。 本作だけではなく「夜の翼」と併せて考察して頂いて、ちょっと感動しております。 ご指摘の通り、私の描くファンタジーは多くが「解放」をテーマにしています。本作の氷はその名の通り、魔法のかかった谷に束縛された少女が新しい自己を見出す話ですし、「夜の翼」のマリィはもっと直接的に因習から逃れ出ていきます。 古典童話の王道とのご指摘はもっともで、これも非常に古く強力なモチーフの変奏に当たるのでしょう。深い洞察でなるほどと思いました。 この物語に真摯な考察をして頂き、本当にありがとうございました!
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本当に素敵なお話でした。 氷が本来を取り戻して行く過程の描写等は素晴らしかったです。 でも、やっぱり、ストーリーの構築の巧みさが際立つお話だと感じました。 また、次回もよろしくお願いいたします。
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