うたうもの

父の背中を見て、それを一生懸命越えようとして、必死に頑張る青い年の子どもたち。 作者が何度も何度も描いているテーマであり、多くの子どもたちが実際に経験するであろう重大な人生の出来事でもあります。 以前にも言ったかもしれませんが、私の父は童話作家です。 アマチュアの童話作家ですけど、本を出版している分、やはり自分の前を歩いていると感じる父です。 その背中も、ずいぶんと小さいものになりました。 けれども、自分はやはり、父の分まで、いやそれ以上にがんばって、いつか父を追い抜かなければなりません。 どんな偉大な父親も、どんな有名な父親も、野球選手の父親だって、俳優の父親だって、いつかは越えなければならぬ存在なのです。 そうやってがむしゃらに生き抜いている自分たちは、いつのまにか誰かの父親になり、まだまだ青いと思う背中を、じっと見つめられるようになるのですね。 作者らしい作品を堪能しました。
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うたうものさん、レビューありがとうございます♪ たまに男の子が欲しかったなぁと思うのですが、自分がそこに夢を抱くのはうたうものさんが仰った光景なんですよね。 成長を喜び、ぶつかり、背を見せる。 父親も父親予定の人も体験したい出来事だと思います。 いつか越したい。そう思える父親がいるうたうものさんは素敵です♪ ちょっと羨ましい(笑) いつも感謝です♪
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いや、その分父親にはいっぱい怒られていましたが(笑) やはり年齢的に弱くなってしまったのか、怒られずに褒められることが多いと、早く父を超えなければとの思いも多くなりますね。 今からでも将来瑠璃くんみたいな男の娘?の父親となれるように頑張りましょうw
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