乙骨英世

謎めいた冒頭から、徐々に事態が明確になっていく描写が、説明的ではなく、まさに”描写”になっていて、それがさらに、まるで映画を観ているような、実に映画的な描写にどんどん生成していくところがあまりにも素晴らしいです。 小説の”描写”が映画的な”描写”に生成していく瞬間を書ける作家って、実はそんなにいないと思います。 それでいて、先に登場する、ちょっと不可思議な事物や言葉が、後で意味深な伏線として機能していくことで、物語のさらなる深みが垣間見え、それが同時に、新たな謎とサスペンスを生み出していく見事な構成(または展開)の魅力すらあります。 まだ読んでいる途中ですが、かなり素晴らしき作品だと思います。
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乙骨英世さん、 拙作に素敵すぎるレビュー、ありがとうございますm(_ _)m 私もいつも味わいながら拝読させて頂いています。 「ヘンリーの夜」が初めて読ませていただいた作品です。 すごく素晴らしくて、読んでいてとても嬉しくて、すごくツボでした。 また遊びに行きますね~(^-^)!
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どうもありがとうございます。
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