汐月 詩

披露宴の最後、新郎のスピーチの時って、特別な瞬間だと思うんですよね。 緊張の式から始まり、そのまますぐに披露宴。最初はだしものがあったり、そうかと思えばすぐお色直しで、なかなかゆっくり『考える』暇なんてない。 最後の最後、新郎がスピーチをしている瞬間に、やっとみんなの顔を落ち着いて見られるような気がします。二人の出発を嬉しそうに見守るみんなの顔。ああ、幸せってこういうことかなって、そんな風に思いました。 普通の二人が普通のプロポーズを経て普通に夫婦になっていく。無駄にドラマチックである必要なんてないんですよね。普通であることがこの二人のドラマであり、私はそんな二人のドラマを垣間見ることができて、幸せです。 人と人との繋がりに、改めて感謝したいと思わせてくれる作品でした。 ありがとうございます!
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レビューありがとうございます。 普通の人のありふれた日常の中の一コマを書くしかできないので、そう言っていただけるとすごく、嬉しいです。
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