けいたん

こんにちは(=^_^=)けいたんです。この作品を読了し、人間が抱える『病めるもの』への感情が蠢き始めてしまいました。人間は病める者へ無償の愛を与える事ができるのだろうか?作品のセンセーショナルな部分の奥に分け入ると、そこには荒涼とした風景が広がっているような感じがします。 誰にも振り返られず、見捨てられた人間の行き着く先の悲哀。 だからこそ、この作品には人間の罪深さと共に、それすら愛する事ができるのかという命題が突きつけられるのでしょう。 作者様の他作品も読了してます・・・どの作品にも共通しているのは、持たざる者へ手を差し伸べる深い愛情です。殉教者のような、そうせざるを得ない運命を抱えた人間たちへの、賛歌として書かれているからこそ、独自の世界観として読者を惹きつけて やまないのだと思っています。
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