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放送室 ~喫茶店観察記録~ 康宏「カープ、カープ、カープ広島♪広島カープ~♪」 市原「誰ですか?そんなやけに嬉しそうに……」 康宏「カープ3連覇万歳!新入りの佐藤康宏でーーーす!ノリノリ中年でっす!謎多き少女、市原綾さんこんばんは!」 市原「何ですかいきなり……暑苦しい……」 康宏「えぇー!?せっかくの地元での胴上げなのに!」 市原「本題はそこじゃありません!最近、いつの間にかできてた新しい喫茶店にお出かけしたんですよ。 その名も『喫茶店 おもてなし』/_novel_view?w=25067886。店主の漣さんとアルバイトのライルさん、それとオーナーの零~レイ~さん/_crea_u?c=U2FsdGVkX18xXOTc5MDkyNh5dxXN2UB6640の3人体勢なんですって」 康宏「へ?『おもてなし』って名前の店なのか?」 市原「ええ。名前通り接客もいいみたい。でも、来る人はなんだか不思議な人ばかり。それに話を聞いていると色々考えさせられるの」 康宏「どんな?」 市原「正しいことと間違ったこと、善いことと悪いことを分けることに、意味なんかあるのかな……って。」 康宏「……そういうことか。そうなんだよな。人は誰しもすれ違う。善いことだと思って、気づかずに悪いことをしてしまう。それを言いたいんだろう?」 市原「気づいていたの?」 康宏「むしろ、そう思わなきゃオレの仕事はやってられん。オレは自衛隊の士官って設定だが、時にどんなに己の正義に背こうが、『悪いこと』をやり続けなければならない」 市原「……ええ。わかってる、つもり」 康宏「それならいいんだ。たぶん君の友人が、それを背負って生きていく運命。そして君がその喫茶店で見聞きしたものたちは、自分の正義のために迷ったり、踏み外してしまったもの。そこに本質的な差は、たぶんない」 市原「そうだとしたら?」 康宏「どんなに奇妙で物騒な話でも、目をそむけず、心に刻んだ方がいい。業への向き合い方は少しでもわかっていた方がいい。考えることをやめないために」 市原「……ふざけた人の言うこととは思えない」 康宏「あ?だからせめて何もないときはふざけ倒すんだよ。頭をリセットして、また話を聞く準備をするためにね!」 市原「……なんとも振れ幅の激しい人が来たみたいですが、謎と向き合い、善悪と悩みたい方。ぜひぜひ、『おもてなし』を堪能してくださいませ。きっと今も、晴れのあかつきのための旨酒を準備してると思いますよ」
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なんとも素敵な紹介をしていただきまして、誠にありがとうございます!!(^∀^) 嬉し過ぎて、ポケ●ンのコイ●ング並みに跳び跳ねて喜んでおります!!(笑)
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そんな。むしろミロ●ロスがお似合いですよ(笑)。 「この小説に裏テーマがあるとしたら?」という方向で書きました。エピソードの内容に「良かれと思って」とか「『正義』ははたして『善』なのか?」というものが多い気がしたので。 また、今回は語り手のひとりとして、「佐藤康宏」というキャラクターを登場させていますが、彼は現在作成中の『アナザーデイズ』/_novel_view?w=25175892に今後登場する予定のキャラクターになります。彼の作中での登場はまだ先(10月中には出てきます)になりますが
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