星川亮司

わたしはこの作品の忠勝をもっと早くに出会いたかった。 まだまだ、ページをめくりはじめたところだが、作者の歴史小説家としての才を見た。 まずは、忠勝の初陣。本多家には古くから小者をつとめる老僕がいた。 この初陣で、老僕の犠牲によって忠勝は、戦場の生き死にを知る。 これは、小説家になろうの転生ものでは味わえない現実感だ。 次にわたしの目にとまったのは、忠勝を巡る女の戦い。妻、乙女と、押し掛け女房、唹久だ。 とくに、唹久の忠勝の女房になる剣幕は唸った。 唹久は、惚れた男の女房になるために命をかけるのだ。 そんな、唹久と張り合う乙女は、負けず劣らずの懐の深い器量をみせる。 まだまだ、わたしの忠勝伝は始まったばかり、退屈な毎日に、1つ楽しみができた。
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丁寧で素敵なレビューをありがとうございます! 具体的な感想を頂けて、作者冥利につきます。 忠勝伝、初レビューです。いやぁ、レビューは何度頂けても嬉しいものです。報われた気持ちになります。 本多忠勝が好き、という気持ちだけで書き綴っております。 作中、最新更新部分は永禄11年でありまして、島左近殿と我が忠勝が相まみえる日はまだまだ遠いですが、早く辿り着きたいですね( ・∀・) 星川亮司さんとお話するたび、石田三成や島左近や大谷吉継を早く描写したくなる今日この頃であります。 これからも宜しくお願いします。本当にありがとうございました( ´∀`)
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