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Moon away the Time
片夏 嶺
2019/1/16 19:36
55ページまで拝読いたしました! 美しさをとても丁寧に書かれるなと、まず思いました。 描写が丁寧なのに、それが長ったらしいわけでも読むのが嫌になるものでもなく、心地よく読めます! 小説というか、文章への敬意や読み手のことをしっかりと考えている誠実な文章だととても感じます。 13ページの最後の一文好きです。 母親という存在?いったいなぜそんなことを探す必要があるのか。 不思議さと魅力を兼ね備えた切ないセリフだなと感じます。 ジルベールの母親を探すのではなく、ジルベールやクラーレットにとっての母親という形のようなものを探すのが目的なのかな?とそれまでの流れで受け取りました。 「帰り道は焼けてしまうほど目頭が熱くなった」 好きな文です。目頭が焼けてしまうほどという表現素晴らしいですね。 どれほどに泣いたのか、いや、涙をこらえたのか?それを深く考えさせる一文です。 「今にも溢れてしまいそうな吐息は相手のもので蓋をした」 キスの表現が美しすぎますね! 表現力豊かで書かれていなくても唇を合わせたことを理解できるいい文章だなと思いました。 息苦しさも、もう一度したいという感覚も入っているのではと感じます。 素敵ですね。 お父さんが若いころは悪かったみたいな話題が出るシーンはギャップを誘っていい演出だなと感じます! 惚気のシーンも惚気だけでは終わらせない巧みな書き方で、もはや圧巻としか言いようがないです。 この伏線らしきものがこれからどうなっていくのかとワクワクを誘います。 全体的にキャラクター一人ひとりにも輝きがある印象です。 個性豊かでどのキャラクターが話しているのか分かりやすいと感じました! ジルベールの幼く激しい恋も強さと儚さを兼ね備えていてため息がもれます。 ぶどう酒のような吐息…いいですね! 酔っているような雰囲気なのか、熱を持っているような印象で美しい表現です! 50ページの最後の一文では鳥肌が立ちました… まさかの! そしてクラーレットとしていた会話と似た会話になった時、あのセリフの意味に近づけたような感覚を強く感じました。 ジルベールの通帳にびっくりしましたー!うらやましいですね! そしておとなの階段を…はわあとなりました! 書きたい感想が多すぎてこれ以上書けませんでしたが、本当に素晴らしい一作です! 続きがとても楽しみです。
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紅屋楓
2018/10/13 15:01
レビュー並びにファン登録ありがとうございます。 洋画を見ているようとのお言葉、恐縮です。 映像作品のように感じていただけたら、と思っていたので…… 185ページと数も多いのですが、2章以降を経て、再び冒頭部分に戻ってくる形となっています。またお時間のあるときに目を通していただけると大変嬉しく思います。 サークル等、これからもよろしくお願い致します。
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片夏 嶺
2018/10/13 15:13
こちらこそ、レビューやスターありがとうございます! ファン登録もいただけてとても嬉しいです(*^^*) 続きがとても楽しみです! ペースは遅くなってしまうかもしれませんが、またお邪魔させていただきます! よろしくお願いいたします。
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紅屋楓
2019/1/17 9:56
さつきな様レビューありがとうございます。 本作を深く読み込んでいただけていて、とても嬉しいです。 13ページの最後の一文について、まったくその通りです。「分かっていただけた……!」と感激しております。 その他の文章も褒めていただき、恐縮です。 主人公の両親について……実は、もともとは彼の両親のお話が先に存在しており、現在、その作品をこちらに移行していたりします。もちろん、二人の設定・50ページの最後の文も先の展開に関係してきます。 キャラクターが個性豊かで輝きがある……ありがとうございます。 そして、先に登場したジルベールとクラーレットの会話と、彼と母親の会話はお察しの通りリンクしており
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片夏 嶺
2019/1/17 15:08
外れてたらどうしようと思っていたので嬉しいです! 両親のお話は先にあるんですね!(◎_◎;) それも楽しみです(=´∀`) ゲンナマもありですが通帳を出したのが幼さも感じられて可愛いなと思いました! またお伺いいたします! わざわざお返事ありがとうございました!
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