春瀬由衣

読ませていただきました!お忘れでしょうが元たぬきです(笑) 歴史っぽい世界観のもと、お坊さんと牛さんが意志疎通ができるという設定があります。また、湖に浮かぶ繭という現実には起こり得ない怪異も発生します。 しかし、この小説のすごいところはそれらのファンタジー的な要素に僧侶と神獣、菩薩などの日本的な世界観が負けていないことです。特徴的なキャラクターや世界観に、違和感なく溶け込めます。 ストーリーももちろん読みごたえがあります。まさかの黒幕と人間の業を感じさせる描写にうなりました。 個人的には牛さんのキャラが面白かったです。とてもおすすめの作品です。 春瀬由衣
1件

この投稿に対するコメントはありません