折梨 平

某短編文学賞の大賞受賞作。 読み終わって真っ先に思ったことは、 「こういう小説書いてみたい!」 でした(笑 文学作品らしい文章で書かれていますが、堅苦しい雰囲気は微塵もありません。大人びていて個性的な女の子の幼少期を描いたストーリーで、主人公目線が低いからこそ惹かれる着目点にはっとする感じ。 辛いエピソードもどこか達観していて淡々と語られる為、少し胸が苦しくなる部分も、後半に生まれる出会いがそれを反動をつけて打ち消してくれるかのようでした。 個性、優劣にとらわれる事、純んでいるって、なんなんだろう。自分は、どうだったんだろう? 考えてしまう事も色々あるのに、ラストどこか爽やかに、いい意味で有耶無耶に出来てしまうような、不思議な納得を思いながら、読み終えていました。 素敵な短編文学。面白かったです。 ありがとうございました。
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折梨くん、素敵なレビューありがとうございます。 こういう小説を書いてみたい、だなんて作者にとっては最高の褒め言葉です。 この作品は自分でもいろんなことを考えながら書きました。読んでくださった方のそれぞれの受け取り方で味わってもらえたら嬉しいです。 お読みいただきありがとうございました♪
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