折梨 平

架空の時代小説風の作りで、描かれている世界観は三国志っぽい感じでしょうか。そんな世界を生きる若い男女の悲恋物語。 仕官を目指す幼い男女が将の養成塾で出会い、互いに想い合いながらも別々の国に仕官し、敵味方として別れて大人になります。 再会は悲劇的な状況で訪れ、双方の国の重将として闘い合わなければならない。2度の交戦で互いを認め合い殺し合いをして生かし合う、そんな悲しい境遇を抱いた主人公二人に、読者は目を離せなくなっていきます。 その後の展開で大きく動くかに思えた二人の関係は‥‥ワクワクとドキドキを抱えたまま、ラストシーンは妄想の世界に預けられます。んー、もどかしいっ!w ライトノベルのような読みやすさも相俟って、一気読みで読んでしまいました。恋愛要素に重きを置いた為の構成と思われますが、できることならもう少しボリュームのある中長編として詳細と続きを知りたい!そう思わせるような、異国調歴史エンターティメント恋愛小説作品。 とても面白かったです。ありがとうございました。
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丁寧なレビューありがとうございます! 一気読みしていただいたなんて嬉しいです! はい、三国志の時代をモデルに書きました。 結末はあれでも頑張った方で、当初はヨルの答えはなしで話が終わるというものだったのですが、あまりにもそれは読者に丸投げしすぎかなと思ってああなりました。 ボリューム、なかなか増やすのは下手で難しいのですが、時間と余裕ができたらもう一度いじってみようかと思います。 ありがとうございました!
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