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彼女の桜、彼女の恋。
honolulu
2018/11/1 14:35
自分が全部リセットされる恐ろしさ…… を感じました。 女子高生、一見仲が良さそうだけどお互い正の好意はない。 女子高生同士にはありがちな関係とも言えます。 冒頭桜の花から起こされる美人の彼女の負の性格。 美人じゃない引き立て役の彼女が相手の性格の悪さを楯に辛うじてバランスを取って隠していた強い負の心がある事件をきっかけにその姿を現した事で、一番嫌だった結末に落ちていく惨めさ、負の連鎖で思わぬ方に転がり落ちていくさまが、読者の心にすっと氷の刃をたてます。 私にも、あるかもしれない…… とても怖い自覚。 誰にでもあるはずの負の心に染み入る短編です。 (美人の彼女、本当に性格が変わったのかなぁ) ほら、又、出た……この負の心w
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叶こうえ
2018/11/1 15:48
honoluluさま レビューありがとうございます! そうなんです。美佳の性格が悪いことで、純子は心の平均を保っていたのですが、それが崩れて。純子自身、「内面は私の方が良い」って自負していたものが、ラスト消失するので、決して後味はよくないのですが。負の心に共感していただけてうれしいです。高校生のころは、同性の友達に対して純粋な好意だけを向けることってあまりないですよね。張り合ったり、見下せる部分を探したり。年を重ねるごとに、自分は自分でしかないって張り合うのがばかばかしくなったり、性格が丸くなったなあと感じたり。美佳の性格が本当に変わったかは作者自身、懐疑的なんですけど。でも、持っていた万能感
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