『欠けた優しさを探して、哀しいほどに君に愛と温もりを求めて渇望する物語』 多分、この物語に出てくる人物達は自分の中で欠けてしまった何かを求めていただけで。 ただ、ただ、優しくて悲しくて。 それは嫌な奴である霧島にもあって。 霧島って、刑事じゃなかったら、多分、面倒見の良い、ちょっとだけ小うるさい気の良いおじさんで、たくさんの人達に慕われてたんじゃないのかなって思った。 警察という特殊な環境に居て、彼の優しさが壊されたんだと思ったら、もう悲しくて切ない。 ジェンダーの問題だけではなく、人として理解され愛されることが人にとってどれだけ重要なことなのか。 思想的に問題はあっても、人として真っ直ぐに向き合って真っ直ぐ愛を与えてくれた菅原の両親。 菅原の生き方に疑問を抱き、反対しながらも出立にあたって手弁当とお金をくれた母親。 同じく、反対しながらも黙って米と味噌を送ってくれる父親。 だからこそ、菅原がこの物語を見届ける役割をおったんだなと。 真っ直ぐに愛を与えられた彼だから、この悲しくて切ない凄惨な世界を受け止めて、見届けられたんだと。 切なくて、悲しくて、凄惨な物語だけど、それでもそこに打ち勝つだけの愛を見た。そんな気がしました。 これは、たくさんの方に読んで貰いたい。そんな作品です。
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マチさん、ありがとうございます 本当はもっと過激な描写もシーンもプロット段階では有ったのですが、今回は原稿の枚数を徹底的に削る練習を念頭に書きました 書き上げて、やっぱり、伝えたい事を伝え切れていない悔しさは、拭えない でも、凄い練習にはなったと思います 正直、メンタルヤバい時だったから、このレビュー、めっちゃ嬉しかったです いつもホンマ、ありがとう ( ´ ▽ ` )
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(´;ω;`)こちらこそありがとうなんだよ。 今回のお芝居、なかなかリミッターが外れてくれなくて。 久しぶりに孤独というか、孤立感が半端なくて。 (´;ω;`)だって、みんなどんどん役にはまっていくのに、私だけできないから…… したら、ジェンダーを読んだら、何かがつかめて外れて、今日、やっと座長が「もう、お前は早くそれを出せ!!」って言ってくれて。 (´;ω;`)やっと、やっとなんか掴めた感じで、ありがとうなの。 ジェンダーに会えて良かったって、思ったの。
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