小さな願いは壮大なミッションへと続いて行きます。ドキドキしながら、本当に間に合うのか? 大丈夫? と読み進めてしまいました。 繊細な構成と表現の中には幾つもの情報があり、それも別の意味で楽しめます。距離や時間の定義などは知識として楽しく読めました。 そして、ふるさとを想う心がみんなを突き動かした場面ではワクワクしてしまいます。キラキラと輝く思い出の空を見たい。そんな気持ちが十分に伝わってきます。きっと、みんなで見上げた空は宝石のように青く輝いていたでしょう。また、逆もしかりなんて考えてしまいます。金星に戻りたいと考える地球に住む者がいたとしたら? それは、最後にも語られていますが、やはり金星の空も宝石のように感じるのでしょうね。 フラスコの中の描写や、小さな世界を表現したところも魅入ってしまいました。 面白かったです。思わず空を見上げたくなる作品でした!
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レビューありがとうございます! 距離と時間はだいぶ調べて計算していました(笑) まあ、現代における知識がそのまま未来に通じるかわかりませんけど。 いつか金星に人類が住むようになったら、人類はどう変わるのでしょうね。

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