大切な婚約者を無理矢理引き剥がされた挙句、別の男と結婚させられる運命になった彼女――それはとても辛い気持ちだっただろう。 だからこそ、彼女は自らの命を絶つ道を選んだ。 ……だが、その結果、彼女の元婚約者の男は『狂って』しまった。文字通りに。 それは愛する女性が例え『死体』であっても、その美しい輝きを保ち続けるのならば、と。 そう願い、彼は依頼する――死んだ彼女の死体を自分の元に、と。 それは果たして……まともな思考なのか。それとも異常だと思うだろうか。 ――その答えは、自分次第。
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