あーる

人として決してしてはいけない、尊厳を無視した行いをしてしまった、罪深いふたり。 お互いを憎み、傷つけ、その行く末に待っていたのは……愛し愛されたい。このシンプルでいて難解な感情を交わし求める未来。 とても、とても読み応えのあるお話でした。 物語が進むにつれ、それぞれの過去や想いが明かされていき、全ての発端がわかった頃から、ふたりがどんな酷い仕打ちをしても、汚い救いのない言葉を吐いても、切なさともどかしさを抱いてしまいました。そして、自分勝手で人を愛すること生きることに、どうしようもなく不器用なふたりに愛おしさが溢れてしまいます。 もう後半は更新分を読み進むたびに涙の日々でした(;▽;) 不憫なハルカ。そのハルカの「業=行い」は結果的に彼「が」愛した秀一と彼「を」愛した神崎、ふたりを結びつける。そんな彼は今頃何を想いどこを漂っているのかと思いを馳せてしまいます。 ラストシーン。名を呼び愛を囁き合うふたり。幸せを感じながらも、それぞれの「業」という蔦が絡みついている幻影が見えた気がします。 幸福感、希望の中に、燻る拭いきれない切なさと裏昏い想い……この余韻……納得の読み終わりでした! こんな始まりのふたりだけれど、いえ、ふたりだからこそ、どうか、心から愛し愛される安寧な日々が訪れることを願ってしまいます。 心に響く素敵なお話をありがとうございました!!
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あーるさん、最後までお読みくださり、そしてレビューをありがとうございます!! とても嬉しいです!連載中のスターもとても励みになっていました。 明るい内容ではありませんでしたが、楽しんでいただけたようで安心しました。応援してくださり、感謝の気持ちでいっぱいです(ノд`) これからもがんばります!本当にありがとうございました!!
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