甚平

101ページ(2018/11/21現在)まで拝見いたしました。 キャラ立ちや展開などがよく考えられており、楽しく読みやすい作品でした。 特に神ノ木のキャラの立ち方はよく、学生らしく無駄に自意識の高い主人公をほどよく 貶す部分は読者の共感も呼べてよいと思いました。 個人的には24ページ付近の「~メンターになってあげる~」という部分が、 神ノ木のキャラと作品の色をよく出していて好きでした。 現在はまだ核となる設定が隠されているので、今後がとても楽しみです。 以下は個人的に、この題材が難しいなと感じた部分です。基本は無視して頂いて結構です。 1、露骨な単語がメンター、PDCAなどくらいなので、もっと横文字が多くてもよいかと思いました。   理由として、横文字がない間ビジネスメソッドという作品の特徴が薄れていくのを感じたからです。   この場合どうしても説明場面のコメディ色は強くなるので、それを嫌う場合は不要かと思います。   読者に嫌われないためにはメモ帖片手に知ったかぶる神ノ木に加賀屋がツッコむことになるかと思うので。 2、説明に軸があっているため、話として起伏が少なく感じました。   定番としては導入で神ノ木と加賀屋が対立、さんざん神ノ木をバカにしたもののやってみると大成功。   神ノ木を信じ切って努力を重ねるが、ここ一番で大失敗。神ノ木の過去話を経て再び協力関係に、などが   よくある話の起承転としてはありますが、やはり説明に重きを置いた場合は邪魔になるかなと思います。   現在の半信半疑なものの少しずつ、という形も捨てがたいのでなんとも言えません。 説明に寄せるかエンタメに寄せるか舵取りが難しいと思います。 波瀾さんのこの方向だ、という熱い舵取りによる作品の完結を期待いたします。
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甚平様 詳細なレビューありがとうございます。説明と物語のバランスは色々考えてプロットを作りましたが、横文字の話など自分の観点になかった意見を拝見し、とても参考になりました。 また起伏の付け方は大変迷った部分であり、的確なご指摘に感謝します。 すでに完結まで書き上がっており、ご期待に沿う内容かどうかわかりませんが、またご覧いただければ幸いです。 加筆・修正時にはご意見を参考にさせていただこうと思います。 今後ともよろしくお願いいたします。

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