綾崎暁都

太陽系行政をめぐる対立戦争に巻き込まれた、まだ6歳の女の子のミルクティが主人公のストーリー。両親を殺され連邦軍から逃げるミルクティは、その過程で魔族、闇商人、傭兵などとの出会いによって、心を成長させていく。 メルという頼りのペットがいたのが、とても良かったです。賢くてミルクティが危険に晒された時は、自分の命も顧みず助けるところが、とても心温まります。闇商人に捕まって火星蠍と戦わされる場面は、動物好きな僕にとっては感情的になってしまうシーンでした。その後もミルクティを守るため死んでしまったと思ってたのが、実は三次元コピーした偽物で、本物のメルとちゃんと再開することが出来た場面を見て、思わず涙しました。 ミルクティの成長を描いたストーリーではあるものの、その原因が戦争であることが何とも皮肉です。今こうしてる間にも、世界ではテロや紛争が絶えませんから、こういった問題について深く考えさせられました。 続編を作るのも良いと思いますし、あえて作らずその後のミルクティの成長を読者が勝手に想像するのも良いでしょう。それだけ想像を膨らませてくれる作品だと思います。 皆さん、ぜひ読んでみてください。素晴らしい作品との出会い、ありがとうございました!
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こんにちは。 温かくて、励みになって、モチベーションの上がるレビューをありがとうございます。 ヒロインのミルクティやペットのメルに対して、そこまで共感していただいてとても嬉しく思いました。書いてよかったあ、と高揚する瞬間でもあります。 ミルクティは、私がもっとも愛着を持っているキャラクターでもあるのです。 続編云々のご指摘がありましたが、実は、この作品はどちらかというとスピンアウト系でして、ヒロインの後日談の方が先にデビューしているのです。本篇は幼少時代のエピソードという位置づけになります。 綾鷹様のおっしゃる通り、単品作品でおしまいにした方が、読者様のイメージは膨らむとでしょうね。
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