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破滅の書
西 東
2018/12/4 11:05
女が精霊であるからこそでしょうか、人の愚かさと高潔さを強く感じます。 和のファンタジーで、禁じられる約束事の為に、鶴女房や雪女を連想する日本昔話風味です。 鶴女房では「見るな」。雪女では「言うな」でしたが、こちらでは「願うな」になりますね。 それを破らなかった事は果たして正しいのか、中程にある出来事の為に思わず考えこんでしまいます。 女の女としての願い、男の男としての願い。 相反する様で、互いを思うが故に願えない思いなのでしょう。 故に破滅には至らず、読後に哀愁がありながら暖かな気持ちになります。
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駒田
12/6 8:23
レビューをありがとうございます。 『禁じられた約束』がキーとなる日本昔話……なるほど(゜ロ゜;ホントだ。 精霊が転がす相手である人間に寄り添い理解し、人間らしく染まっていきながら、それでも最後には満足して精霊としての仕事を終え生涯を閉じる……という生き方を目指しました。 女の“求められたい”欲求は、あの大騒動である程度解消された…つもりです(^^) 西さんの作品の美しさに惚れ惚れしながら、わたしも、『Re.サイクル』を拝読しております。 ……切ない…(T-T)
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西 東
12/6 11:10
駒田さんへの 今日は。 「破滅の書」半ばでは身を切られる様な苦しみがありましたが、最期まで寄り添え合えた事は素敵ですね。 綺麗な文を目指して書いているので嬉しいです。
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