クナリ

井川さんの作品は、一人称の文章で表される主人公の精神世界に、読者を取り込んでしまう引力がありますが、それが今回も遺憾無く発揮されていますね。 展開していくのは一般人の日常(傍から見れば)なのですが、まるで主人公と共に異世界に飲み込まれたかのような不安定さが、不吉に鳴るいくつかの音と共に胸に迫ります。 不思議な迫力のある短編でした。
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クナリさん、お読みいただけてレビューまでいただけて、本当にありがとうございます。 踏切、わたしは怖いんです。あの音もなんだか不安になります。 そして、例えば机にポイと置いたペンが、次の瞬間、どこにいったか分からなくなる現象。雑然とした生活をしているので、よくそう言う事があるのですが、その現象も不安を呼ぶのです。 怖いの詰め合わせのような作品になればと思って書いておりますm(__)m 励みになります。
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こちらこそ、コメントありがとうございます。 私は、自分が今言ったことがなんだったのか、今話していた人が誰だったのか、よく分からなくなって恐怖することがままあります(^^;)。 本作にはそうしたものと似た類の、漠然とした、「なんでそれが怖いの?」と聞かれると困ってしまうような恐怖を共感したような気がしました…!
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