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放送室 -男たち?の納会- 東北某所の一室にて。東雲純一さん、佐藤康宏さん、倉岡亮治さん、飲み明かし。 康宏「みなさん、本年はお疲れ様でした!」 亮治「お疲れ様!」 純一「お疲れ様でした。いや、今年は娘様方にもいたくお世話になりましたよ」 康宏「こちらこそ、新入りだってのに恐縮だ。亮治さんもこう見えて昔からいますよーって顔してるし」 亮治「……まあ、そうだな。だけどあんたの娘(佐藤夏摘[なつみ])の顔は見たことがない」 純一「呼んできます?」 康宏「さすがにきついわ。わざわざ娘に頭下げて、こっち来てくださいってか?」 純一「……ですよね。話の中ならまだしも、オープンな場所では」 康宏「まあそういうことだ。ところで亮治さん、あなたの娘さんは?」 亮治「すまんな。連絡がつかなかっ……」 (ごめんくださーい) 純一「あれ?入ってきた?かなり前から聞き覚えのある声なんですけど」 亮治「ああ、そうだな……」 男たちが入口に視線を向け、かわいい娘さんの登場。 綾「お疲れー!ふふっ、こんな聖地を賜るなんて、どんな神の祝福が……」 康宏「お前ぇー!?それになんだ、そんなウキウキして!?」 綾「あれ?ダメでした?」 純一「今はやめて。説明が難しい……」 亮治「ああ。そもそも『市原綾』という名前でいいのかという、根本的な問題になる」 純一「あなたも遠慮ないですね、お父様」 綾「別にいいでしょう?なんだかんだ、すっきりしましたから。まあ、純一も……」 純一「……なんだ、急に顔近づけて、ニコニコして」 綾「お母様がいらっしゃったら……」 純一「やめてやめてやめて!何言われるか分かったものじゃ……」 康宏「葉来葉来!」 純一「だあああああーーっ!」 亮治「……彼も母には逆らえないか。隅っこで体育座りまでして。やっぱり人間だな」 康宏「いい肴だ」 綾「……ですね」 康宏「ああ。根っこは優しい綾ちゃん」 亮治「そうだな。おかげで、久しぶりによく動いた。札幌はいいところだぞ?」 康宏「そうですね。私もいつか行きたいものですね。 皆様も、お体にお気をつけて、新年をお迎えください。今後ともよろしくお願い申し上げます!」 純一「……アナザーデイズ/_novel_view?w=25175892も、よろしく。俺は、来年も馬車馬です。はい」
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