おおっ!はろんさん&吉田さんの合作小説!しかも表紙はラパさん! し、しかもしかも!ミステリーですとっ?! これは読まずにいられよかっ! という訳で! もうドキドキしながら、ご拝読させて頂きました! いやぁ、セリフのみのご担当とナレーションのみご担当とは! この分業はマジでカナリ凄い離れ業ですよ! 雨の夜のビルの屋上。 主人公は、不覚にも恋人の友人に手を出してしまい、恋人は悲しみのあまり屋上のフェンスを乗り越え、もう飛び降り寸前! しかも!彼女の背後には…不気味な『影』が…。 焦る主人公! とにかく、彼女の自殺を食い止めねば! そこで考えた苦肉の策が何とプロポーズ! 彼女はそれを受け入れた…かに見えたのですが…。 とにかく!二人の会話のキャッチボールが実に流麗です! そして、そこに挿入される多くは語らなくともありありと物語の全貌が見えてくる無駄の無い、実に巧みなナレーション! そして!全く先読みができないスリリングな展開! 不気味な死神の存在が、 まるでピリッと来るスパイスの様に物語に深みと広がりを与えています! この作品の大変秀逸な点は、突然、ナレーションの『視点』が登場キャラクターお三方それぞれにころころと切り替わるにも関わらず、全く混乱せず失速せずに読み進める事ができる点です! 大変感心致しました! そして!ラストに待っていた大驚愕のオチ! 通常、物語の流れからすると、死神が取り憑いていたのは彼女の方と誰もが思う事でしょう! しかして!死ぬべき運命に晒されていたのは、恋人ではなく主人公の男性の方だった訳ですね! 何と言う、見事なフェイント! 何と言う、秀逸な逆転の発想なのでしょうか! いやぁ、これこそが読書の醍醐味というものです! ショートショートは、こうでなくっちゃいけませんよね! 男女のヒューマンドラマ、ホラー、ミステリーと様々なジャンルを一つの作品にギュギュっと詰め込んだ、まさに大変贅沢で逸品と言うべき作品です! 大変大変感心致しました! ご拝読させて頂き、本当にありがとうございました!!
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にいださん、おはようございます!!! 「ねんごろ」に素敵なレビューをありがとうございます!! もうもう、私が言いたいけれど、うまく言葉にできないすべてを、にいださんが代弁してくださいましたよ~!! ありがとうございます!! 吉田さんのストーリー構成、そしてそれを操るナレーションの技!! 本当に、匠ナレーションです!ww 吉田さんに、このレビューをコピーしてお届けしようと思います! ありがとうございました!

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