【コメント】

新しい私へ

二瀬幸三郎です。拝読させていただきました。子役として鮮烈なデビューを果たしたものの、そのイメージに縛られ、抜け出せないまま役者の道を自ら閉ざした伊藤ひなこ…… その素顔をマスクで隠し、会社員として第２の人生を生きるひなこの前に現われた［頼りない同僚］が、やがて彼女の運命を変える…… 自分を［変える］為に付けたマスクが、［気になる彼］に出逢ったことで、徐々に自分を［縛る］ものへと変化し、そして最後は…… その心境の変化が丁寧に書かれていると思います♪ 強いて個人的に言えば、ラストが何となく［尻切れトンボ］に感じられるところでしょうか。短くとも、［〆の言葉］的なラストシーンが欲しいところかも…… ほっこりとした物語を楽しませていただきました♪

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