でん(休)

個の魅力がとてつもないです。 戦国時代に活躍した徳川四天王のひとり、本多忠勝を描いた今作品。作者さまが浮き彫りにする忠勝像に読み進めるほど惚れさせられてしまいます。 的外れな表現かもですが。 ウルトラマン兄弟や戦隊ヒーローはもちろん、かつては孤高であった仮面ライダーまでが複数形で登場するこの頃。本多忠勝の存在感はズバリ単数形です。人物の色が濃いです。 シリーズ1巻となるこちらでは、少年忠勝の初陣から三河一向一揆までが語られます(現在は2巻連載中) 生涯57回の戦いで一度も傷を負わなかったともされる益荒男の素地が、現代の宗教戦争を彷彿とさせるような一向宗との争いなどを通して形成されていくさまは迫力です。心情、情景ともに卓越した描写力の本格派歴史小説が堪能できます。 骨太の物語を読ませていただき、いつもありがとうございます。
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嬉しい( ^ω^ ) 突然スマホが鳴り、何事かと思い開けば、でんさんからのレビュー。2019年最初のサプライズです( ´∀`)マジ嬉しい! 「現代の宗教戦争を彷彿とさせる」とご感想頂きましたが、そうなんですよ。僕が描く一向宗はイスラム過激派をモチーフにしています。現代社会の一向宗の宗徒さんはそんな事ないんでしょうが、当時は自爆テロじみた過激さがあったのではないかと想像します。そこを読み取って頂けて嬉しい。作者冥利につきます。 これからもカッコいい本多忠勝を描けるように頑張ります。また新たな力を頂きました。ありがとうございます( ゚∀゚)
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