あーる

物語最初の一頁、から。まるで水中に揺蕩う感覚に包まれてしまうような、繊細で緻密な描写の数々に、このお話の世界観にゆるゆると引き込まれていきます。 アクアリウムの水の中をそうとは知らず優雅に泳ぐ魚たち。でも、それが透明な壁に囲われている作られた世界と知った魚は、絶望し泳ぎを止めるのか……それとも、それでもいいと悟り泳ぎ続けるのか…… 禁忌とされる恋。 初めから知っていたことの荷、ある日突然知らされることの荷……果たしてどちらの荷が重いのだろうと思いあぐねました。 でも、想いを通じあわせたふたり。どちらの荷もふたりで一緒に抱えたなら、たとえその耐え難い重さにずぶずぶと深い海の底まで沈んでも、それはしあわせなことなのかもしない、そう思えました。 あまりにも鮮明に思い浮かぶ水槽のある月灯りの中の蒼い部屋の風景。そして、ただでさえ禁断の恋は中毒性の強いものなのに、そこに謎解きのように徐々に明かされていくふたりの関係性。 そんな構成に、読み進めるほどに胸がチリチリと焦がされてゆくのを味わわされました。 777星(おめでとうございます!)を機に読み返し、気持ち溢れて思わずレビューです(*゚▽゚)ノ いつも胸が熱くなる素敵なお話をありがとうございます!
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あーるさ~ん!!!(≧▽≦)♪ 実は今、今朝いただいたコメントにお返事を書いていたら、 ちょうど、まさにジャストタイミングでこのレビューが届きました! うわあ、もう、相変わらずの美しい一編の詩のような 繊細で丁寧な描写に、思わず感嘆のため息しきりです(*´Д`*)ほう… いつも思うのですが、絶対に本編より あーるさんのレビューの方が素晴らしい気がして仕方がありません(´艸`*) 何より、作者の私自身が、このレビューを拝読したら 間違いなく作品を読んでみたいと思ってしまうほどですので(笑) 今ではもう完全にメジャーになり、オープン化されていますが、 禁断の関係性というのは以前はBL全般に通奏低
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