読み進めるにつれて、世界観に引き込まれていきました。 大人の童話。絵本。 語り口調が優しく、読み聞かせを聞いているような気分になりました。 フロマージュのお話の時もそうでしたが、 作者様は読者を別次元へ連れて行くのがとっても上手(*^-^*) 今回も異国の地へ行けた気分です。 お話は、耳の聞こえないウーの物語。 トロンボーンを吹くのだけど、自分では聞こえないからどんな音が出ているのかわからない。 おかしな音を奏でるトロンボーンに、民衆は大笑い。 ウーはからかわれている、笑われているというのもわからないのでただただ吹き続けます。その健気な姿に切なくなりました。 だけど、最後プジョールの優しさでウーは救われます。 みんなでワルツを奏でたあの瞬間は本当に感動的! ウーの未来が開けた気がしました。 素敵な物語!! 絵本になったらいいのになぁ・・・☆ 楽しかったです(#^.^#)
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