ウーのものがたり

耳が聞こえないサーカスの少年 優しくて切ない物語

たやすもとひさ

12分 (7,152文字)
ちょっとしたいたずら 悪意はなく、傷つけてすらいない それでもトロンボーン吹きは深く心を痛めます

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あらすじ

サーカスを楽しみに待つ小さな港町。道化師のウーは小さいころから耳が聞こえません。トロンボーン吹きのプジョール、彼のちょっとしたいたずらから、道化師は人気者に。でも、ウーにしたいたずらにプジョールはひと

感想・レビュー 3

優しい世界観……

感想が大変遅くなり申し訳ございません。 この作品を拝読したとき、もう一つのサーカスを題材とした『髪飾り』にはない、もの悲しさを感じました。安岡章太郎さんの『サアカスの馬』がよぎりました。『サアカスの
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読んでいるうちに、童心に返っていました。 気付かぬうちに。 サーカス、という単語だけで、哀しさ、悲しさ、切なさや刹那さが凝縮されているのに 主人公の健気さや明るさ、ピエロという言葉の持つ独特の世界。
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読み進めるにつれて、世界観に引き込まれていきました。 大人の童話。絵本。 語り口調が優しく、読み聞かせを聞いているような気分になりました。 フロマージュのお話の時もそうでしたが、 作者様は読者を別次
ネタバレあり
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