吉田安寿

タイトルの「さすけね」を日常的に使う地域に住む者なので、興味をひかれて拝読いたしました。 田舎独特のしがらみや閉塞感が効果的で、『千之家様』をより恐ろしい、得体の知れないものにしているところが巧みでいらっしゃるなと思いました。 終盤の妹と千之家様のシーンは畳み掛けるようなスピード感と緊張感があり、不条理な千之家様の謎、大人たちが異口同音に言い聞かせる謎、いろんな謎と現実がちょうどよいバランスで終わっていて、ホラーらしく良い意味で心にモヤモヤとしたものが残る作品です。怖いのは苦手なのですが面白く拝読いたしました。
3件・1件
ありがとうございます! 子供のころに聞いた母の田舎の方言を使って書いてみました。 肝心の中身が伝わらない、消失してしまう噂というイメージで書いたので、そのニュアンスが伝わったなら嬉しいです。 細かく読んでいただき、ありがとうございます!
1件

/1ページ

1件