天川夏織

「五分後に知る切なすぎる真実」とでも言いましょうか。 この作品は、表現力が素晴らしいですね。 私は食についてはあまり関心がないのですが、それでも臨場感のあるメニューの描写やラブソングの歌詞のような彼との思い出の描写は、主人公の心情を表すのにとても的確で、いつしか読み手もその場にいるように感じてしまうぐらい素敵だと思います。 具体的に細かく書いてあるため、実際にこういうことがあるだろうな、と想像出来るのがまたすごいところです。 テーマも分かりやすく、一本筋が通っている感じがします。 ラストの文章も良い感じですが、もう少し余韻を持たせてもいいかな、と思ったのと、願わくば新しい恋につながる未来への光が見えるラストの方が「待つ」という意味では良かったかな、と感じました。
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他の作品にペコメをいただき、こちらにもレビューをいただけるとは…感謝しかありません! 「五分後に~」のフレーズが例えに使っていただけている…!雲の上のフレーズで例えてもらえる日が来るなんて思いませんでした。 チーズハンバーグや心情の表現に触れていただきありがとうございます。 食べ物は金欠なのに突然外食したくなったりコンビニの中華まんを食べ比べたりなど、本能であると共に大変な煩悩として常に存在します。 本作も某ファミレスのフェアでとんでもなく美味しそうなチーズハンバーグがあったのですが当時連れて行ってもらえず、ネットで画像を見る度に募らせていた羨望やら憎悪やらが昇華されたものとなっております。
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