なぎの みや

唐突な幼なじみ、それも10歳年上の、何もかもが自分よりも優れていると幻想を抱いていた男性、シゲルとの再開。 主人公のミチルちゃんの心情と態度はあからさまなくらいに分かりやすく、シゲルに対して接するそれは、実に『女』らしいものだと感じました。描かれてはいないものの、この時点でミチルだけではなく、シゲルも彼女に対してえも言われぬ『幻想』を抱いてのかもしれません。 結果、二人の間には既成事実が出来上がり、それに対して謝るシゲル。違う違う、女の子はそこで謝って欲しいんじゃないんだってば。 「妹に手、出しちゃった気分?」 ほらー。 しかし上記の言葉、何とも背徳的でありエロチック。こういう主人公の拗ね具合とサービスを同時に表現するサカヤ先生の手法は流石です。 それよりも。 10年前に実のお母さんと義理のお父さんが離婚して、それから今度は実のお父さんと義理のお母さんと……? ん( 'ω')? まぁ、有り得ない話ではないけれども。そう思っていたら―― 「お母さんになったの」 ほうほう、ご結婚なさったのですね。おめでとうございます。 そして最後に 「お姉ちゃんね、あたしのお母さんになっちゃったの」 はいぃ? どゆこと? 養子縁組? なんで? いや待って待って―― 父と義母と~ あーーーー! そういう事か! 騙したな! この詐欺師!(褒め言葉) うん、そりゃあシゲルさんも変な顔しますよ( ̄▽ ̄;)お幸せになさりやがってください☆(ゝω・)v まだまだ続編が予定されているらしいこの作品。 続き、心待ちにしてまーす!
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なぎ先生 ありがとうございます。 ……いろいろばればれでした模様。 ええ、もちろん、バレないように書いたつもりもないので、嬉しいです。 複雑な環境に身を置いても不幸せではなかった、むしろ幸せな場合もあると表現してみたくて、こんなへんてこな複雑な関係を思い付きましたの。 さてさて、二人にとっては実際背徳的だったのか、どうなのでしょう。 引き続きお付き合いいただければ幸いです!

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