題名だけで幾つもの想像が膨らみました。 絶対にあり得ないとは言えない未来。生気の無い人々。そして、絶望と希望。 私が一番気になったところは、学校を卒業するころには殆ど溶けていなくなっているというところ。思春期特有の感情の起伏、見ようとしない明日、それらが書かれていなくても文章から伝わり恐怖を覚えます。 きっと、大人にさえなれば「とける」を飲む人が一気に減少するはず。経験と、守るべきものが増えて行くから。 でも、子供は? 一日一日を全力で生きるのが子供。だからこそ、好きな子に告白したらフラれた・恥ずかしい失態をしてしまった・努力が報われなかった・など、単発のできごとで命を落としてしまう……とても恐ろしいです。生き延びる為には傷を追っても歩ける信念を持つか、気力を無くして惰性で生きる。後者は、時間の問題だと物語の中からも読み取れますが…… 考えさせられますね。一通り読み終えた後に、想像が爆発的に広がる物語でした。
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タッくん、レビューありがとうございます♪ 色々な物語が想像出来るカプセル『とける』ですよね。 大半が溶けることを選ぶ未来。もし現代にも『とける』があったならば、そんな選択をする人は多いでしょう。 物語だから恐ろしくかんじますけどね。 ツイッターでの妄想爆発もありがとうございます♪ いつも感謝です♪

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