小原ききょう

はるか昔、「美少女」というものを追いかけていた。 「美少女」というのは、僕にとってはただの幻想にすぎない。 けれど、僕は夢を追うように探し続けた。 それは現実の少女だったり、本や漫画の中にある少女だったりした。 けれど、自分の理想の少女なんて、簡単に存在するものではないようだ。 ・・それから、時が流れた。 いつしか僕は美少女を追いかけもしないし、興味も薄れていった。 そんな時、町で偶然、見かけたのは・・ 追いかけていた幻想とは全く違う、 こんなあどけない表情をした少女だった。
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