楽しみに待っていたツヅキ先生の新作短編。 「再春」シリーズ。 一作目から滲み出ていた巧みな表現と文章力に惹き込まれ、今回もじっくりとゆっくりと味わった。 先生の作中の魅力は巧みな言葉の数々だけでなく、「時の流れ方」である。 ゆったりと進む構成力も素晴らしい。 ひとつひとつの描写がみなまで言及されず、潜まれる心理描写が胸を打つ。 読了後、穏やかな心地が広がる。 お忙しい中執筆されているとのことですが、これからも心打たれる「再春」を楽しみにお待ちしております。
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