★けいたんさんの作品を読む②★ ~『幽霊専門店 森羅堂』レビューの続き~  「リアルな現実感」に関連していえば、氏の小説全般にいえることだが、資料調査が行き届いている。  門外漢が読んで、「へ~。そうなのか」と思わせる説得力を持っている。  「えっ」と驚かされる情報が、軽く紹介されて流されていく。    氏の作品ほとんど全てに完成度の高さを感じさせるのは、詳しい資料調査に裏打ちされた現実感が作品の奥行きを深めて読者に迫ってくるからであろう。  氏の作品の評価が高いのは、これまでのグランプリの実績で十分明らかである。  ここからが、エブリスタの投稿者として考えることで、どうしたらけいたん氏の作品が大賞、グランプリを受賞できるかということである。  けいたん氏を助けるだけではなく、エブリスタの投稿者自身にとっても勉強になると思う。  僕はけいたん氏に是非とも大賞やグランプリを獲得して欲しいと心より願っている。その立場から思ったことを書いてみる。  自分はエブリスタに専念しているが、ほかにも小説投稿サイトはいくつも存在する。  他のサイトには、二十数年前の人気流行作家や現在、圧倒的人気を誇る有名作家が大挙して小説を投稿し、広範な支持、賞賛、人気を誇るサイトが存在する。  自分は、もしけいたん氏が、二十数年前の人気流行作家や現在の人気有名作家の名前を使ってそのサイトに投稿したなら、厖大なスター数を得て次々と新しい展開が広がるのではと想像したことがあり、今もその考えを撤回することはできない。  それほど氏の作品は、比べても遜色のない完成度である。  残念ながらけいたん氏はけいたん氏であり、二十数年前の人気流行作家や現在の人気有名作家ではない。誰かの作品と比べて遜色がなくてもだ。  これが僕の結論である。  遠まわしな言い方となったが、聡明なけいたん氏は、僕の考えたことについては、とっくの昔に気がついているように見える。 シリーズ第三部に入ってからの登場人物の多彩な魅力。今までにないパワーのあふれたスケールの大きい展開には圧倒された。  氏の作品は確実ににパワーアップした。  エブリスタの投稿者の方々には、けいたん氏の作品が、投稿者の立場から丁寧に読むことで多くのものを得ることを確信をもって申し上げる次第である。
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こんにちは(=^ェ^=)けいたんです。過分なお言葉をいただき、今、その重みに動揺しております。 アマチュアとして。楽しくクリエイター活動をしている。 そこから先の未来を倉橋様は常に考えていらっしゃるのです。 七十代の知人と福岡出身の作家さんについて話していたときです。同じ本を読んでいたのですけれど、別の作品をわたしが読もうかと悩んでいると「そっちはつまらんかったー」と、バッサリ。 直木賞作家でも、七十代の目の肥えた読者様はタイトル読みはしてくださらないのだ……と衝撃を受けました。そして、年の差はあろうとも、面白いものは面白いのだと、小六の甥っ子と本の貸し借りをしていて思います。七十代から十代ま
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