あーる

泥酔のサラリーマン君こと諒ちゃんと、過去の記憶にちょっとセンシティブになってる彼方さん。 真冬の深夜の電車の中。たまたま隣に乗り合わせたふたりの不思議な縁のお話。 最初の出会い。普通ならあちゃーとなり素知らぬふりでもしてしまいそうな最悪な場面。 でも、何故か彼方さんはそんな彼の面倒をみてしまう。彼方さんとしては、最初は同情やら庇護欲……そんな感じだったのかもしれません。 それが介抱をしていくうちに徐々に欲情が頭をもたげていく……ノーマルな彼方さんだけど、その様子がきちんと納得できるのは、描かれた背景があるから。彼方さんという人を感じられるからだと思いました。 諒ちゃんは諒ちゃんで戸惑いながら、何かを決意したように積極的に行為に及びだす。そこに、大人しそうで可愛くても、やはり男子だな!というのと、抱えている何かや決意を感じてしまいます。 ことに及んでしまった次の朝。彼方さん宅を去る諒ちゃんが、何を思っていたのか……そんなことを感じさせてくれる描写にはいろいろな想像をかき立てられました。 構成的には、作者さまがおっしゃっている通り、「スケベに始まりスケベに終わる」(笑)なのですが、この短編の中でも、きちんとふたりがそれぞれの過ごしたきた時間や人となりが見えます。そしてそんなふたりを優しく見守りたくなりました。 人生いろいろあるけれど、きっとしっくりと落ち着く場所ってある…… 彼方さんが肩に重みを感じてみやると、泥酔したサラリーマン君の頭。その肩に乗った重みに、まいっか。と思った。ふたりにとっては、ここがそんな場所を知る始まりの瞬間だったのかな、って思いました。 顔を合わせたのもまだ二回。そして事に及んだのものこれまた二回w。 なのに、お互いの弱いところを埋め合い甘え甘えられ……心の中ではもう強く繋がってる気がするふたり…… そう、三回目は偶然でも忘れ物でもなく、きっと自分たちの想いで(´∇`) 前向きあったかな気持ちになれる、素敵なお話、ありがとうございましたヽ(´▽`)ノ
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あーるさん素敵なレビューをありがとうございます!ヽ(;▽;)ノ 「顔を合わせたのもまだ二回。そして事に及んだのものこれまた二回w」 ハッΣ(゚д゚;) ほんとだ! と思いました(おい) 言われるまでそこ意識してなかった。これはきっと彼方さんを担当したからでしょうか。ずっと諒ちゃんに会える、会いたい、会えないのかな? 失恋しちゃったかな? と考えていた彼方さんだったからかもしれません。失恋してしまったと思ったあとも鞄にはずっとメガネをしまっていたもんね。そして諒ちゃんもきっと、日々のふとした瞬間に彼方さんのことを思い出していたのではないかなって想像できるもんね。 なので 「この短編の中でも
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