空乃 千尋

甘いプラリネ。そこに秘められたものとは。 十九世紀、帝政ロシア。 貴族令嬢として生まれたイリーナは、実は吸血鬼の末裔だったのです。 彼女が生きるためには血が必要であり、彼女の摂取する血の適合者は従兄弟セルゲイのものでした。 セルゲイは大事なイリーナのために積極的に血を捧げます。 イリーナも彼の血の含まれたプラリネを日々享受していました。 しかし、そんなある日……。 見事な筆力で描き出される世界は、まるで読者を当時のロシアの地に誘うかのようです。 正直、圧巻の一言に尽きる描写力。 作者の方でも重厚な純文学を書きたいという方は、是非参考に読んでみて下さると良いのではと思います。
3件

この投稿に対するコメントはありません