甚平

イベントから拝見させていただきました。 バレンタインデーにおける男子の見栄と本音をコミカルに描いたお話で、 ちょっとした出来事に右往左往する仕草がかわいく面白かったです。 自分の身の回りのものを探ったり、付き合った後の妄想をする辺り、 なんとなく心情が想像できてよい場面だったと思います。 辛口ご希望でしたので、個人的に感じた部分を追記いたします。 ●構成について この作品の基本構造は以下のように整っており、大きな問題はないと感じました。 ・基本構造 1、チョコが欲しい(起) 2、チョコが見つかる(承) 3、実はチョコではない(転) 4、真相(結) ただ、オチが弱い、もしくは唐突という印象を私は受けました。 理由として、基本構造とオチの構造が異なっていると感じました。 このお話はAと思いきやB、という内容かと思います。 主人公へのチョコかと思いきやBL漫画、がこれに当たります。 普通であればこれに対応して、主人公の心理は、 チョコが貰えると期待する→チョコが貰えなくてがっかり。 となります。実際に本編では最初から主人公は期待していました。 ですが、ここにさとり世代という前振りがくっつきます。 さとり世代(チョコに期待していない)→やっぱりチョコが貰えない。 これだと話に起伏がないので、実際には下記となります。 さとり世代→チョコが貰えると期待→やっぱりチョコが貰えない。 この場合、Aと思いきやB、でもやっぱりCの構造です。 基本構造がA→B に対して、オチの構造はA→B→Cとなっております。 そのため、場面が抜けているように私は感じました。 構造を擦り合わせた例としてあげるならば、 1、 主人公は全く期待していない(A)。 2、 隣の席の子が多々良くんという名前を出して話しており、なにか袋まである(B)。 3、 主人公は自分のチョコだと思いいつ入れられてもいいように探す。(B)。 4、 放課後、隣の席の上に名前のついた袋があり開ける(B)。 5、 真相を知る(C)。 6、 女子たちの会話(C)。 雑な作りですが、このような内容が想像されます。 上記は私が唐突さを感じた理由を考えてみた結果ですので、正しいかはわかりません。 また一下げ以外のルールとして、閉じ括弧の前の句点は一般的には使用されません。 ご参考までにお願いいたします。 イベントご参加誠にありがとうございました。それでは、失礼いたします。

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