杉浦 亜紀

NLでも百合でも好きに楽しめる、とても親切設計な短編です。 小説独特の地の文マジックですね。さらに恐ろしいことには、 初見時に私、2ページの「そんな女性」を見落としてしまい、 何故か「君」を男性と思い込み、BL? と読んだ始末です(笑) こんな「君」のような男性像、私的に全然アリなので、orz 化粧や口調、黒髪ロングの時点で普通の人は気付きますね。。 「君」と「彼女」が同一人物と気付かない重大ミスのために、 突然現れた「彼女」は、「君」の彼女だと盛大に勘違いし、 「君の彼女」が「僕」に相談した後「君」達は付き合い始め、 彼女の理想に「君」が変わり、嘆く「僕」の逆転話かと…… 何て柔軟な男性の「君」なんだ、「僕」も言えなくて辛そう、 そして最後の辺りで「僕」が女性である可能性に混乱を始め、 BLなのかNLなのか? 今度読み返そう……と思った次第です。 タイトルからも勝手に、「君が男でも、どんな容姿でも」と、 妄想を斜めにこじれさせていました、本当にすみません(笑) 改めて読んでも、NLにも百合にも読めて、普通に面白いです。 それでなくても親切設計なのに、短い中で印象に残る謎かけ、 お見事です。別にBL化を期待してるわけじゃないんです(笑) 個人的には、ラストは謎かけのまま、後書き等で解説の方が、 あっ! と、読み返したい思いが強まりそうです。スゴイ。
1件・1件
有難うございます。 書いた本人のくせに、皆さんの先入観がわかる仕組みになってたんだなと面白がっています。 でも、一番柔軟な読み方してくれたのは、初見の杉浦さんかも笑 本当は、イケメンが女友達に惚れたはいいが、恋愛相談を持ちかけられてつらい……みたいな話が書きたかったのに、全然違う話になってしまいまして。 思ってたんと違う話ばかり書いてますが、引き続き精進します。
1件

/1ページ

1件