折梨 平

ほのかにスウィート。 でも実は甘い甘ぁい恋愛短編。 こんな時期に読んでもいいじゃないか。面白かったんだもんw 仕事に誇りを持って多忙の冬を過ごすヒロインと、ある不思議な能力を持つ職場の後輩の男の子のエピソードです。 二人の職業はパティシエ。 バレンタインデーを前に、恋人達とお菓子の声に耳を傾けながら創作する作品は、彩ある素敵な描写で描かれていて本当に美味しそう! それに取り組んでいるヒロインの向き合い方は、お仕事小説としても魅力的に読めました。 そんなリアルに溢れるヒロインの傍ら、この作品を大きく包んでいたのは後輩パティシエの彼。不思議な力はファンタジックで、それなのにこの物語に優しく溶け込んでいました。まるでショコラのように、自然に、濃厚に。 ラストシーン、緩く余韻を残した結末も、甘く穏やかなその後を想像させてくれる表現で、とても好きです。面白かった。 美しく自然で悲哀もユーモアもある文章で、最後まで一気読みでした。 大賞も納得。おめでとうございます。 素敵な小説、ありがとうございました。
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折梨平さん、「あなたはお菓子の声を聴いたことがあるだろうか」に素敵なレビューをありがとうございました! 面白かったと言って頂けて感無量です( ≧∀≦)ノ レビューがお上手ですね! まさしく、最初は甘さ控えめ、でも最後にはとろけるように心がけて書いた作品です。 シリーズものにしたいなあ、と思って一年間経ってしまいました!Σ( ̄□ ̄;) 折梨さんのレビューを読んで、再び物語が私に話しかけてきてくれたような気分です♪ ありがとうございます!

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