なぎの みや

このレビューをご覧になった方が本作品に興味を持って頂けるように、ネタバレ無しで書かせて頂きます。 妄想コンテストに応募されている作品を読んだ感想は、大きく分けて二つに分類されます。それは、 ・8000文字をあっと言う間に読み終えた ・8000文字なのに大変読み応えがあった という物。どちらも好意的な感想ですが、本作は間違いなく後者です。 遠く離れた地に暮らす主人公ら二人が、互いに相手の存在によって心を満たされ、互いに相手の心を満たせていないかもしれないという不安を心の何処かに住まわせながら生きています。それぞれの想い、思想、もしかしたら存在そのものすらも、同じものかもしれないのに。 彼ら彼女らの関係、年齢、居住地等は劇中の文から読み取る事は正直困難です。ですがそれを読者に委ねるサカヤ先生の手法として、私たち読者は本作を何度も噛み砕きながら楽しむ事が出来ます。 作家の最後の文言。劇中で彼の本を手に取ってくれた読者への「お返し」。それとは別に、劇中彼が綴った「お返し」とは。それを探すのも、本作の醍醐味かも知れません。 まるで長編作品を読んだ後のような心地よい疲労感。気が付けば息を飲んでおり、読了後は一気にそれを吐きだしてしまいました。
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なぎの先生、毎度素敵なレビュー感謝感激~(//∇//) 実はね、登場人物のバックボーンはあるけどそこは書かずに魅せるを10年前(笑)からひたすら練習していて(笑) 具体的な情景描写せずにメタファだけで想像させるとか、わけわからない走り書きをどっかで見つけた。バカか、わたしと思った。 もちろんちゃんと情景描写入れるものも練習してるけど。まあ、ご覧の通りまだ苦手だよね。2次創作ではやれてて、何故だ?!と思った今日この頃ー

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