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Moon away the Time
kirsch
2019/3/31 2:07
こんばんは、kirschです。今回は私のレビューイベントに参加頂き誠にありがとうございます。また私自身少し忙しかったこともあり遅れてしまったこと、本当に申し訳ありません。 途中までですが、読ませて頂きましたので感想を書かせて頂きます。 まず端正で完全な容姿を持つ主人公。ただし幼少期はその中性的で完全であるが故に男として見てもらうことが出来ず、それによる苦労や自身の容姿により悩まされる。また、母譲りの為か男性としては力が無いことに悩んでいる様もありキャラクターの導入がスムーズでした。 そしてとにかくとても分かりやすく、それでいてジルベールというキャラクターを表現するのがとても上手いと感じました。 また本文全体として言葉選びが素晴らしく、作品全体の雰囲気を作るのが本当にすごいと思いました。イタリアやイギリス。私自身はあまり分からないのですが、それでもヨーロッパを舞台としているという雰囲気が伝わってきて読むのが楽しく感じました。 前述と被ってしまう部分もあるのですが、今作において最も素晴らしいと思ったのはキャラクターの容姿や状態の表現であると思いました。スカーレットやミラベラそのキャラクターの特徴や持っている雰囲気と関係。会話文抜きでも分かるほど簡潔かつ明瞭でした。 ただいくつか感じたのは、ジルベールが自身の状態を把握する時が余りにも詳細過ぎるというもの。特に鏡等の自身の顔を写すものの描写が無い場合にも自身の口紅が霞んでいる様子等が第三者の目線で表現されていたり、一体誰が見ているのだろうと思いました。もし見落としや視点の誤解があれば申し訳ないです。 また18pのジルベールが男により椅子に括られるまでのシーンで、「括りつけられていた」やその後に内装を解釈したことにより殴打により気絶して連れてこられたのだと思いましたが、どうしても文章が繋がっているように読めてしまった為気づくまでに時間が掛かりました。もし解釈が違かったら申し訳ないです。
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kirsch
2019/3/31 2:08
後は34pのような場面が切り替わるシーンが少し分かりにくいと感じました。私自身場面の切り替えや視点の切り替えが苦手な為にうまい改善案は思いつきませんが、もしかすると私のような人間には分かりにくいと感じましたので書かせて頂きます。 私からは以上となります。参考になる部分が多々あり文章から伝わる洒落ている雰囲気にとても惹かれました。時間があればまた読ませて頂きます。ありがとうございました!
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紅屋楓
2019/3/31 17:13
とても丁寧なレビューありがとうございます。 お褒めのお言葉恐縮です。 ご指摘いただいた点についてですが、口紅のかすれ具合は鏡で見たというような描写にしたつもりでいましたが、すっぽ抜けていたのかもしれません。確認次第、修正いたします。 p.18のジルベールが椅子に括りつけられていた場面。解釈はその通りです。 殴られて気絶→意識を取り戻して部屋の内装を確認というところです。 娼館の外装は殴られる前に見ていたので、「あの豪奢な建物の中がこれなのか」と思ったということです。 p.34の場面の切り替えのシーンは、あえて本当にさらっと済ませてしまいました。 (他のコメントにて褒めていただいたこともあっ
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